「結婚したほうがいい」という余計なアドバイス。どう返したらいいですか?

【31歳からの恋愛相談室/アドバイザー:藤本シゲユキ】「結婚はすべき」「結婚しないと将来後悔するよ」などの余計なアドバイスをされるたび、げんなりしている相談者さん。そこで今回は、結婚すべきという価値観を押し付けてくる人への対処法についてお話しします。

お悩み:「結婚しないと後悔するよ」という忠告。どう返せばいいですか?

お悩み:「結婚しないと後悔するよ」という忠告。どう返せばいいですか?お悩み:「結婚しないと後悔するよ」という忠告。どう返せばいいですか?

■チャイさん(31歳、一般事務)のお悩み
「結婚はしておいたほうがいい」。「今は独身でもいいかもしれないけど、将来後悔するよ」。言われるたびに、心が重くなる言葉です。親や職場の上司から、何度言われたかわかりません。

無視すればいい、適当にあしらえばいいだけと頭ではわかっているものの、やっぱり嫌なものは嫌です。

結婚したら幸せになれる訳ではないけれど、結婚しなくても、周りから余計なアドバイスをされたり哀れまれたりという苦しみは残ると思うと、何が正しいのかわからなくなります。

藤本先生は、周りからこういう余計なアドバイスをされたとき、どう返したらいいと思いますか。先生だったら、どうしますか。教えてください。

アドバイス1:相手を黙らせたいだけなら、理路整然と言い返すのが有効!

アドバイス1:相手を黙らせたいだけなら、理路整然と言い返すのが有効!アドバイス1:相手を黙らせたいだけなら、理路整然と言い返すのが有効!

僕だったらこう返します。「え? じゃあ結婚して後悔している人の話は山ほど聞くのに、離婚して後悔した人の話ってほとんど聞かないのはなぜですか? それでも結婚しないといけない意味がわからないんですけど」と。

「結婚したほうがいい」とわざわざ言ってくる人を黙らせるには、その相手が主張する考えと真逆の統計を用いて返すのがいいのではないでしょうか。

このように、自分の価値観を押し付けてくる相手のほとんどは、そこに信念も信条もない「主観」で物事を言ってくるんですよ。

どういうことかというと、「他のみんながそうしているからそうしたほうがいい」というような、世間一般の風潮に流された考えでしかないので、そこに自分の意見や主張は含まれていないんですよね。

なので、前述したような反対意見の返しをすると、だいたい言葉につまってしどろもどろになります。

せいぜい言い返してきたとしても、「いや、子供はいたほうがいいから」とか「老後に1人は大変だから」というような、こちらの質問に答えていない回答が返ってくるだけだと思います。

こういった返しに対しても、次のように返しましょう。

「なんで子供がいたほうがいいんですか? 先進国なのにこんなに幸福度が低い日本で、ノープランな上に親の都合だけで子供を作ったら、子供はかわいそうだと思います」。

「老後のために我慢して結婚したほうがいいってことですか? その相手が介護してくれるかどうかもわからないし、先に死ぬかもしれないのに?」。

基本的に相手を黙らせたいときは、その相手が突かれて嫌な部分をしっかり指摘しないといけません。真正面から理路整然と言い返すことが必要です。

相手がこちらの質問にちゃんと答えてくれないようなら、「質問の答えになってないですよね」「論点をずらさないでください」といった追い打ちも取り入れるといいですね。

こうやって相手の逃げ道をなくしていくと、そのうち言われなくなります。なぜなら、返り討ちにあってまで自分の価値観を押し付けるのは、相手にとって分が悪すぎるからです。

アドバイス2:身近な相手には、自分の気持ちを丁寧に伝えてみては

とはいえ、チャイさんは上司だけじゃなく親御さんにも「結婚はしておいたほうがいい」と言われているということなので、この場合は少し話が違ってきます。

黙らせるより、まずは「わかってもらうこと」を目指してみてはいかがでしょうか? たとえば、次のように。

「結婚したほうがいいって言うけど、結婚するのって私だよね。お母さんじゃないよね。私は自分が一生を共に過ごせる人を簡単に決めたくないし、妥協するぐらいなら結婚なんてしたくない。

私が適当に誰かと結婚して、数年後に全然幸せそうじゃないのと、1人でも明るく楽しそうに過ごしているの、どっちの娘を見たいの?

それに、結婚したほうがいいって言われるたびに、『そうできない自分が悪いんじゃないか』って自分をすごく責めるし、すごく傷つくんだ。娘がそんな嫌な思いをしているのに、それでもまだ言い続けたいの?

幸せって人それぞれの主観でしょ? お母さんの主観を私に押し付けないで。心配して言ってくれているのはわかるけど、結婚だけが幸せの形じゃないんだよ。

1人でしっかり生きていけるようになったそのときに考えるから、それまでは見守っていてほしい」。

このように、「結婚したほうがいいと言われるたびに嫌な思いをしている」ことを伝え、チャイさんの気持ちをわかってもらうということなんです。

前述したように、相手を黙らせたいだけなら、理路整然と言い返して逃げ道をなくす会話展開をすればいいと思います。しかし、家族など身近な人に対しては、まずは気持ちの部分をわかってもらうように努めたほうがいいのではないでしょうか。

なぜなら、相手はなんの悪気もなく言ってくるからです。とくに家族の場合だと、「娘のためを思って」という前提ができあがっている場合が多いですね。

その発言に対し、衝突したり揉めたりするのが嫌だからとやり過ごしているうちは、言われ続けてしまいます。なので、理由を明確に伝えた上で「嫌だからやめて」とはっきり伝えることも大切なんですよね。

どうでもいい人に対してはその限りではありませんが、わかってほしい人には、わかってもらうまで言い続けることも必要です。

それでもわかってもらえない場合は、話が通じないということになるので、悲しいですが、黙らせる方向に持っていくか、嫌なことを言われないように距離を取るかになります。

アドバイス3:自分が本当に望む「幸せ」とは何か、今一度よく考えてみて

アドバイス3:自分が本当に望む「幸せ」とは何か、今一度よく考えてみてアドバイス3:自分が本当に望む「幸せ」とは何か、今一度よく考えてみて

それから、「結婚はしておいたほうがいい」「今は独身でもいいかもしれないけど、将来後悔するよ」と言われて心が重くなるということは、チャイさん自身も「本当は周りの言う通りなのかもしれない」と思われているのではないでしょうか。

なぜなら、結婚しても幸せになれるわけじゃないと腑に落ちていたら、どんなことを言われてもノーダメージだからです。

なので、周りに言わせないことも大切ですが、チャイさん自身が望む幸せはなんなのか、今一度よく考えてみてください。

前述した台詞の中にもありますが、「幸せは主観」なんです。

主観を悪いことのように書いてきましたが、それを人に押し付けるのがダメなだけで、自分が何に幸せを感じるかは、主観じゃないといけません。客観的だとダメなんですよ。

その人が幸せだと思っていたら、たとえ周りの100人が不幸せそうと思っていても、それがその人の幸せなんです。

それなのに、他者の主観に基づいた幸せを手に入れたほうが幸福になれるのでは?と勘違いして、その道に進んでしまうから、日本人は右にならえ種族だと言われてしまうんですよね。

よく考えた結果、結婚することが自分にとっての幸せなんだと思うことができたのであれば、それは問題ありません。しかし、ちょっとでも「そうじゃないしなあ」と思っている時点で、「違う」んですよ。

どうか、自分の幸せを他者の主観で振り回されないよう、注意してください。