「LINEが遅いとキレる彼女」にうんざりして婚約破棄した男の言い分 

 婚約後、「本当にこの人でいいのかな……」と不安に思うことは男女を問わずあるでしょう。ましてや相手の嫌な部分が見えてしまった場合はなおのことです。今回は、男性側から婚約破棄をしてしまったケースについて、その理由を取材してみました。

ケースにはいった婚約指輪「周りからはマリッジブルーだと言われましたが、僕自身は決してそうではなかったと思っています。彼女は付き合い始めたころから束縛のキツいタイプだったんですが、これが結婚後も続くと想像したら嫌になってしまって」  そう話すのは、30歳のときに2年半交際していた2歳年上の女性と婚約破棄した高林光二郎さん(仮名・36歳)です。

元婚約者は束縛がキツかった

当初、この女性とは結婚まで考えていなかったそうですが、彼女は押しの強いタイプ。もともと流されるところがあった彼は「これも縁なのかな」と受け入れ、正式に婚約を交わしたそうです。 「ただし、作法どおりの結納ではなく、両家でお食事会をしてそれで婚約成立としました」  しかし、婚約してから彼女の束縛は以前より厳しくなったとか。仕事上、泊まりの出張が多かったそうですが、彼女は毎日LINEのメッセージや電話をするように約束させていました。

スマホ 男女カップル

写真はイメージです(以下同じ)

「僕はそういったことにマメなタイプではなく、なんか強要されているような気がして苦痛になっていきました。連絡が遅い時間になると、彼女はいつも怒るので、ますます億劫(おっくう)になってしまって……」  この程度なら束縛ではないような気もしますが、高林さんにとっては苦痛でした。  なかでもある日、出張先で急なトラブルが発生した彼はその対応に追われ、ホテルにチェックインできたのは深夜11時。彼女から連絡を催促するLINEが入っていたことには気づいていましたが、仕事でそれどころではなく返信がまったくできませんでした。

お怒りモードの彼女に別れ話を伝えたら…

ホテルの部屋に入って電話を掛けると、彼女は出るなり「今ごろ電話とか何時だと思ってるの!」と完全にお怒りモード。仕事のトラブルだったことを説明し、連絡が遅くなったことを謝ったそうですが、「LINEで一言伝えてくれれば済むことだよね」と責めてきます。 「彼女の言い分はもっともですし、私が至らなかったのかもしれません。けど、ずっと出張先の仕事相手が一緒にいて、彼女にLINEを送れる状況ではなかったんです。  普段なら僕がひたすら謝って終わりにしていたと思いますが、この日は本当に大きなトラブルで“なぜここまで言われなきゃならないんだ”という感情が渦巻いてしまいまして…。一方的に怒ってダメ出しをしてくる彼女に、『わかった。そんなに言うなら別れよう』と言って電話を切ってしまったんですよ」 彼女とLINEで喧嘩 その日は無音設定にしてそのまま就寝。翌朝、目が覚めると10本近い着信と長文のLINEメッセージが届いていたそうです。 「言いすぎたことを詫びる内容だと思って読んでみたら、『ふざけんな!』とか荒っぽい言葉が並び、電話以上にブチ切れた内容でした。彼女が少しでも反省を示してくれれば、僕も言い過ぎたと謝ったと思いますが、このメッセージを読んで別れる意思を固めました」

その日のうちに親にも破局を報告

この日の仕事中にも彼女から着信やLINEの嵐。さすがに仕事が終わった後、彼女に電話をかけると、前日よりは冷静になっていたものの感情的な口調で文句を浴びせられたそうです。 「こちらは淡々と、昨日の別れ話は決して勢いで言ったわけではないことを伝え、電話を切りました。自分の親にはその日のうちに電話で話し、彼女の両親にも事情を説明したうえで後日お詫びにうかがいました」 スマホ 男性

卑怯な別れ方だったのかもしれないが

幸い式場の手配などをする前だったこともあり、最後はそれほど揉めることなく婚約を破棄。彼女も途中からは諦めていたようで何も言わなくなったといいます。 「実は、彼女の性格を考えれば別れ話をした夜のようなことがいつか起きると思っていました。それで彼女がキレたのに便乗して別れ話をしてやろうと思っていたんです。自分からちゃんと話すべきだったのでしょうけど、その勇気がなかった。  別れ方は相手の怒りに便乗し、向こうを悪者にさせる卑怯な手段だったのかもしれません。ただ、彼女と結婚しなくて良かったとは今でも思っています。もっと違う別れ方ができたのではと考えることはありますけどね」  たしかに一方的な別れ方ではありますが、「結婚してもダメになる予感」を持つのは女性の側でもあるケース。結婚してから離婚するよりマシだったかもしれません。