インデックスされてるとか、されてないとか、どういうこと?
そもそもインデックスって何?
それってブログ運営に必要?
インデックスが分からず悩むひと
このような疑問にお答えします。
この記事の内容は次の通りです。
- ブログ記事のインデックスとは?
- ブログ記事のインデックス登録をGoogleに依頼する方法
- インデックスされるまでの期間は?
- インデックスされたか確認する方法
- 一度インデックスされれば、定期的にクローラーが訪れる
- クローラーの訪問頻度が高まるかもしれない2つの施策
- クロールを邪魔しないようにする
- 記事内容を更新した場合も、インデックス登録依頼をする
- まとめ
ブログ記事のインデックスとは?
インデックスとは、あなたのブログ記事の情報を、Googleの検索エンジンに登録する作業のこと。
たとえるなら、あなたの本(=ブログ記事)に背表紙を貼り、Googleという巨大な図書館(=検索エンジン)の本棚に、あなたの本をおさめる作業。
この作業(=インデックス)が済んでいれば、Google図書館に訪れたひと(=検索ユーザーさん)があなたの本を見つけ、読むことができます。
しかし反対に、Google図書館に保管されてない本は、いくら探しても見つかりません。
つまり、検索結果に表示されない!
Googleの検索エンジンに登録されていないブログ記事は、ネット上に存在していないのも同然。
とうぜん、ブログへのアクセスもありません。
せっかく書いたブログ記事が、誰にも読まれないなんて悲しすぎます。
ブログ記事をインデックスさせることは、ブログ運営の基本中の基本!
記事を投稿したら、勝手にインデックスされないの?
そんなにだいじな作業、Googleが自動でやってくれないの?
じつは、Googleが自動でやってくれます。
インターネット上に産声をあげたページたちを、ネットの母的な存在のGoogleが放っておくはずがありません。
「クローラー」と呼ばれるGoogleのロボットが、あなたのブログから情報収集し(このことを「クロール」と言い、以後クロールで統一)、検索エンジンにインデックスしてくれます。
ただし、自動でインデックスされるのを待っていると、長くて数週間以上かかってしまいます。
なぜならGoogleは、優先度が高いブログからインデックス処理をおこなっているからです。
“優先度が高いブログ” ってどんなブログ?
それは、「ある特定の分野において専門性、権威性、信頼性を有しているブログ」のこと。
具体的には以下。
- ブログ運営歴が長い
- 特定ジャンルの記事数が多い
- 特定ジャンルのビジネスで実績がある
- 良質なブログ・サイトからの被リンクが多い
- SNSでのコンテンツ拡散が多い
要するに、ユーザーさんにとって有益な情報を提供しているブログ。
そういうブログの記事を優先的にインデックスしたほうが、Google的にもハッピー!
なぜGoogleがハッピーなのか、理由は以下。
検索結果に有益なブログがたくさんあれば、ユーザーさんは検索結果に満足する
→検索エンジンをまた利用してくれる
→検索エンジンを利用するひとや回数が増えれば、広告をクリックして商品を購入するひとや回数も増える
→広告枠を有料で提供しているGoogleの利益が増える
→Googleは健全な経営を維持できる
でもGoogleだけがハッピーなのではなく、僕らももちろんハッピーです。
- 検索エンジンが無料で利用できる
- ブログで無料で集客してビジネスができる
上記が可能なのも、Googleが広告でしっかり儲けているからこそ。
反対に、Googleがハッピーにならなさそうなブログのインデックス処理は、まず優先されません。
具体的には以下。
- ブログ運営歴が浅い(1年未満)
- 記事数が少ない(100記事未満)
- ビジネスの実績がない
- 他サイトからの被リンクが少ない
- SNSで拡散されたコンテンツがない
- ブログの更新頻度が低い
とはいえブログ運営初期のころは、上記のほぼすべてに当てはまるはず。
つまりインデックスされるまでに、相当な時間がかかります。
その場合はどうしたらいいの?
対策をつぎの章で解説します。
ブログ記事のインデックス登録をGoogleに依頼する方法
前章でお伝えしたとおり、Googleがインデックスしてくれるのを待っていてもらちが明きません。
なので当面のあいだは、「ブログ運営者側からGoogleへインデックス登録を依頼する」のが基本。
(これをやりたくなければ、ブログビジネスで一定の成果を出すしかない!)
Googleにインデックス登録を依頼するには、Googleサーチコンソール(通称:サチコ)という無料ツールをつかいます。
サーチコンソールとブログとの連携さえ済ませてしまえば、インデックスを依頼するのはカンタン!
インデックスされるまでの期間は?
インデックス依頼が完了すれば、数分~遅くとも1日程度で検索エンジンにインデックスされます。
経験上、だいたい10分未満でインデックスされますよ。
(ごくまれにインデックスが遅いときアリ)
インデックスされたか確認する方法
インデックス登録依頼が済ませてしばらく時間が経ったら、ちゃんとインデックスされたか確認します。
確認方法は以下の2つ。
- Googleで検索して確認
- サーチコンソールで確認
のほうが早いしカンタンなので、まずは
から解説!
Googleで検索して確認
Google検索で確認する方法です。
Googleの検索窓に、「site:確認したい記事のURL」を入力
検索してみて、下図のように検索結果に記事が表示されれば、インデックスは完了しています。
ちなみに、「site:ブログのURL」で検索すると、検索エンジンにインデックスされているすべてのコンテンツを確認することも可能。
もしインデックスされてない場合、下図のようなメッセージが表示されます。
ただしこの場合でも、検索エンジンには登録されている可能性も。
正確なインデックス結果を知りたい場合は、つぎのの確認方法で確認します。
サーチコンソールで確認
もうひとつの方法は、サーチコンソールで確認する方法。
サーチコンソールの検索バー内に、「確認したい記事のURL」を入力
※インデックスを依頼するときと同様
下図のように「URLはGoogleに登録されています」と出れば、完全にインデックスされています。
もし1日経ってもインデックスされないときは、再度Googleにインデックス依頼して様子を見ましょう。
一度インデックスされれば、定期的にクローラーが訪れる
一旦インデックスが完了してしまえば、あとは定期的にクローラーが訪れ、更新がないか等をチェックしてくれます。
図書館に本が保管されれば、あとはGoogleが管理してくれる!
ブログ内外のリンクは、すべてクロール対象
また、一度インデックスされたページに再度クローラーが訪れた際、内部リンクでつながっているページについても、すべてクロールされます。
つまり何かひとつでも記事をインデックスさせたら、いずれあなたのブログ内のすべてのページがインデックスされる!
あなたの家(=ブログ)への入口さえつくってやれば、「つぎに来たときは家の中ぜんぶ見てくよ」ってことですね。
さらにクローラーは、ブログ外部へリンク付け(=外部リンク)されているページにも、クロールしに出かけます。
つまり、リンクがたくさんつけられている(=被リンクの多い)ブログは、それだけクローラーが訪れる回数も増えます。
クロール頻度が高ければ高いほど、「クローラーがよく訪れる良質なサイト」と判定され、順位が上がりやすく!
ただつくったばかりのブログでは、外部リンクもゼロだし、クローラーが訪れる頻度は「悲劇的に低い」のは言うまでもありません。
じゃあ、ただ待つしかないの?
安心してください。策はあります。
クローラーの訪問頻度が高まるかもしれない2つの施策
クローラーが頻繁に訪れる「価値の高いブログ」にするには、最低でも半年~1年以上は時間がかかります。
そこで、いまスグできるクローラーの訪問頻度が高まるかもしれない施策を2つご紹介!
- サイトマップ作成
- RSSフィード
順に説明します。
サイトマップ作成
サイトマップとは、あなたのブログ内のページを一覧にしたもの。
言わば、あなたの家の設計図。
サイトマップには2種類あります。
①Googleに知らせる用のサイトマップ (XML)
②ユーザーさんの使い勝手を向上するためのサイトマップ(HTML)
この “設計図(①)” をGoogleに渡せば、事前に家の構造を把握でき、漏れなく見物してもらえるってこと。
②はクロール頻度やSEO的に好影響はありませんが、ユーザーさんの満足度向上につながります。
記事が増えてきたら導入しておきましょう。
2種類のサイトマップ作成方法、Googleへの知らせ方は以下の記事にまとめました。
どちらもカンタンなので、サクッと設定しておきましょう。
[現在記事作成中です]
RSSフィード
サイトマップがブログの全体像を知らせる役目なのに対して、「RSSフィード」は、ブログの更新情報を知らせる役割を担っています。
つまり、「新しく投稿した記事を、素早くGoogleに知らせることができる」ということ。
WordPress では “RSSフィード” は実装済みなので、やることはサーチコンソールへの登録だけ。
具
注意!
上記2つをやったからといって、かならずしもすぐにクロールされるわけではありません。
(RSSフィードのほうは、可能な限り早くクロールするとGoogleが公言してはいますが)
一番確実なのは、サーチコンソールで個別に記事URLをインデックス登録依頼することです。
クロールを邪魔しないようにする
クローラーがあなたの家(ブログ)に訪れて中を見て回る際、気をつけなければいけないことがあります。
通路から入れない部屋があるなど、「複雑な構造の家にしないこと」です。
家の構造が複雑だとクローラーに嫌われ、なかなか遊びにきてくれなくなってしまいます。
ここで言う「構造」とは、ブログで言う「カテゴリ」のこと。
要するに、「カテゴリの階層が深すぎると、クローラーの訪れる頻度が低くなる」って話。
理想は、トップページからブログ内のすべてのページへ「2クリック」でたどり着けるカテゴリ構成。
クローラーにもっと遊びに来てもらえるよう、カテゴリ構成を分かりやすくしておきましょう。
とはいえ記事数が多くなっても2クリックを意識したままだと、カテゴリが並列に何十個も並んでしまうということがあるかもしれません。
そのような状態では、今度はユーザーさんに嫌われてしまいます。
目的の情報になかなかたどり着けないからです。
「探すのが嫌になり、ブログを閉じられる」ことが多くなれば、ブログの評価も良くなりません。
ユーザーさんの使い勝手も重視しつつ、カテゴリを構成していきましょう。
クロール頻度を高める施策については以上。
記事内容を更新した場合も、インデックス登録依頼をする
記事を投稿したときだけでなく、記事を変更したときにも、Googleへ再度インデックス登録を依頼します。
クロール頻度が低いと、内容の反映までに時間がかかってしまうからです。
と言っても、ページを開いたときに内容が古いままというわけではありません。
- 記事タイトル
- メタディスクリプション
- 検索順位
上記3つの反映までに時間がかかるということです。
ブログ運営初期にこれらを気にする必要はありませんが、一応覚えておきましょう。
まとめ:
検索エンジンにブログ記事をインデックスすることは、ブログ集客への第一歩!
1秒でも早く検索結果に露出させるため、「記事を投稿したらすぐさまインデックスする」ことをクセづけておきましょう。